公開日: 2026.06.08 / 最終更新日: 2026.10.21

Shopifyの費用|月額料金・手数料・プラン比較【2026年】

2026年10月時点の料金で、Shopifyの費用をプラン月額・決済手数料・アプリ・テーマ・初期構築の5項目に分けて説明します。月商別の総コストとBASEとの比較、上位プランに切り替える月商の計算式も載せています。

高さの違う3枚のプランカードを虫めがねで見比べ、月額と手数料の総額を確かめている情景イラスト

Shopifyの費用は、プラン月額・決済手数料・アプリ・テーマ・初期構築費の5つを足して決まります。プラン月額は月払いでBasic 4,850円、Grow 13,500円、Advanced 58,500円、Plusが368,000円からで、年払いにすると約25%下がります。Shopifyペイメントの国内カード手数料はBasicの3.55%からPlusの2.9%まで、上位プランほど低くなります。月額の安さで選ぶとアプリ費用や構築費があとから積み上がり、月商によってはBASEより高くつきます。自社の月商と管理画面を使う人数から総額を出し、そのうえでプランを選んでください。

※ 本記事の料金は、2026年10月時点のShopify公式料金ページ(shopify.com/jp/pricing)の表示です。日本のストアのプラン料金は円建てで請求され、為替では変わりません(Shopifyヘルプセンター)。料金は改定されることがあるため、契約前に公式ページで最新の金額を確かめてください。

Shopifyのプランと月額料金(2026年10月時点)

プラン月払い(月額)年払い(1か月あたり)スタッフアカウント
Basic4,850円3,650円追加できない(ストアオーナーのみ)
Grow13,500円10,100円5人まで
Advanced58,500円44,000円15人まで
Plus368,000円から(3年契約。1年契約は398,000円)—無制限

年払いは月払いより約25%安く、1年間の差額はBasicで14,400円(1,200円×12か月)、Growで40,800円(3,400円×12か月)、Advancedで174,000円(14,500円×12か月)です。Basicはスタッフアカウントを追加できないため、管理画面を複数の担当者で使うならGrow以上を選びます。外部の制作会社には、スタッフの人数に数えられないコラボレーターアカウントで作業してもらえます。Plusは事業の構造が複雑な場合、売上に応じた変動プラットフォーム手数料がかかることがあります。

決済手数料:Shopifyペイメントと外部決済の取引手数料

プランShopifyペイメント(国内カード・オンライン)American Express・海外カード外部の決済サービスを使う場合の取引手数料
Basic3.55%3.9%2%
Grow3.4%3.85%1%
Advanced3.25%3.8%0.6%
Plus2.9%3.75%0.2%

Shopifyペイメントで決済した注文には、Shopifyの取引手数料はかかりません。JCBは国内カードと同じ料率です。外部の決済サービスを使うと、その会社に払う決済手数料に加えて、右端の列の取引手数料がShopifyから請求されます。この取引手数料は、Shopifyペイメントを有効にしていても、外部の決済サービスを通った取引にかかります(Shopifyヘルプセンター)。

BASEとの費用比較

月商BASE スタンダード(6.6%)BASE グロース(月19,980円+2.9%)Shopify Basic(月4,850円+3.55%)
100万円66,000円48,980円40,350円
200万円132,000円77,980円75,850円
300万円198,000円106,980円111,350円

BASEのスタンダードプランは決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%、グロースプランは月額19,980円(月払い)と決済手数料2.9%で計算しました(BASE公式ヘルプ、2026年10月時点)。スタンダードの1件40円は注文件数で変わるため、表には含めていません。Shopify Basicは月払いの4,850円と国内カード3.55%です。

スタンダードと比べると、月商が増えるほどShopifyとの差が開きます。一方でグロースと比べると、月額差15,130円(19,980円−4,850円)÷手数料率差0.65%(3.55%−2.9%)=約233万円が境目です。月商がこれを超えると、プラン月額と決済手数料の合計はBASEグロースのほうが安くなります。Shopifyはアプリやテーマの費用も別にかかるため、BASEと比べるときは、B2B機能やアプリ・API連携で何をしたいかを並べて判断してください。

プランの選び方:月商と管理画面を使う人数で決める

  • Basic:管理画面を使うのがストアオーナー1人で、月商がBasicとGrowの損益分岐(年払いで430万円、月払いで約577万円)に届かない段階
  • Grow:スタッフアカウントが必要(5人まで)、または月商がその損益分岐を超えた段階
  • Advanced:スタッフが6〜15人いる、または月商がGrowとAdvancedの損益分岐(年払いで2,260万円、月払いで3,000万円)を超えた段階。B2Bでマーケットごとにチェックアウトや表示を切り替える機能もAdvanced以上
  • Plus:取引先の会社ごとのB2Bカタログ、チェックアウトの情報入力・配送・支払いページのカスタマイズ、複数ストア(本店と拡張ストア9店まで)が要る段階

会社プロフィール・支払い条件・数量別の価格といったB2B機能は、有効なカタログ3つまでならBasicから使えます(Shopify Changelog、2026年4月)。卸売のためにPlusが要るかは、取引先ごとの価格パターンの数で決まります。価格パターンが4つ以上ある場合の選択肢は、Shopify BtoBで複数価格・ロット販売を実装する方法で比べています。

アプリ費用の目安

  • レビュー(Judge.me等):無料〜月15ドル
  • メール配信(Klaviyo等):アクティブなプロフィール250件までは無料。有料は配信先の件数に応じて上がる
  • 定期購入(Bold Subscriptions等):月24.99〜74.99ドル+取引額の0.9〜2%
  • BtoBの卸価格管理(B2B Wholesale Hub等):月39〜99ドル。Shopify標準のB2B機能(カタログ3つまで)で足りれば不要
  • 帳票発行(Order Printer Pro等):無料(月50件まで)〜月40ドル。月の注文件数で変わる

※ アプリの料金は2026年10月時点のShopify App Storeの表示で、いずれもドル建てで請求されます。

初期構築の規模(3つの規模帯)

  • 小規模:テーマカスタマイズ+基本設定
  • 中規模:テーマ改修+アプリ連携+SEO設定
  • 大規模:フルカスタム+商品データのAI整備+システム連携

初期構築の進め方と、自社ECに踏み切るかどうかの判断軸(モール手数料の負担・顧客データの有無・ブランド表現の自由度)は、物販ブランドがShopifyで自社ECを構築すべき理由と費用感に、目安の数字とあわせて載せています。

どの月商でどのプランが得か:損益分岐の計算

上位プランは月額が高い代わりに、決済手数料率が下がります。決済額が一定を超えると、手数料の節約分が月額の増加分を上回ります。この境目の月商が損益分岐で、「月額差÷手数料率差」で求められます。

BasicとGrowを月払いで比べると、月額差は8,650円(13,500円−4,850円)、国内カードの手数料率差は0.15%(3.55%−3.4%)です。8,650円÷0.15%=約577万円が損益分岐の月商になります。年払いなら6,450円(10,100円−3,650円)÷0.15%=430万円です。

GrowとAdvancedでは、月払いの月額差45,000円(58,500円−13,500円)÷0.15%(3.4%−3.25%)=3,000万円、年払いの月額差33,900円(44,000円−10,100円)÷0.15%=2,260万円です。AdvancedからPlusへは、年払いのAdvancedと3年契約のPlusで324,000円(368,000円−44,000円)÷0.35%(3.25%−2.9%)=約9,257万円になります。Plusは手数料の差で回収するには大きな月商が要るため、必要な機能があるかで判断します。

外部の決済サービスを併用する店は、取引手数料の差も加わります。BasicとGrowの取引手数料の差は1%(2%−1%)なので、外部決済を通る金額が月86.5万円(8,650円÷1%)を超えれば、その差額で月額差をまかなえます。

※ 上記はShopifyペイメントの国内カード料率で計算した概算です。American Expressと海外カードはプラン間の料率差が0.05%と小さいため、その比率が高い店ほど損益分岐の月商は上がります。料金が改定されても、「月額差÷手数料率差=損益分岐の月商」の式で引き直せます。

プラン別の損益分岐点を図で見る

Basic・Grow・Advancedの月額と国内カードの手数料率、2つの損益分岐月商を1枚の図にしました。

Shopify Basic・Grow・Advancedの月額(月払い/年払い)と国内カード手数料を比べ、月商約577万円と3,000万円(年払いでは430万円と2,260万円)の2つの損益分岐点を示した図
月額差÷手数料率差=損益分岐の月商(2026年10月時点の料金で計算)

月商が分岐点に届かないうちは、月額の低いプランに据え置くほうが総額は下がります。ただし管理画面を複数人で使う場合は、月商にかかわらずGrow以上が必要です。

決済手数料の試算で確認する3項目

  • 決済手数料は商品代金より大きい「決済総額」にかかる:送料と消費税を含む支払総額が対象のため、商品代金で計算すると負担を少なく見積もる
  • 外部の決済サービスを使うと取引手数料が乗る:Basic 2%、Grow 1%、Advanced 0.6%が上乗せされ、プラン間の損益分岐も変わる
  • 決済手段の構成で実効手数料が変わる:国内カード・American Express・海外カード・外部決済で料率が違うため、自社の決済比率で加重平均した実効手数料率で試算する

プラン料金以外にかかる費用(テーマ・アプリ・ドメイン)

月額と決済手数料で比べるだけでは、運用費を少なく見積もることになります。次の費用も、プラン比較と同じ精度で見積もってください。

  • 有料テーマ:買い切りで数万円前後が中心。無料テーマでも、要件によってカスタマイズ費が別にかかる
  • アプリ月額:レビュー・メール配信・定期購入・多言語などを足すと月1〜5万円になることが多い。海外製のアプリはドル表示の料金が多く、円での負担は為替で変わる
  • 独自ドメイン・メール:年間数千円から。SSL証明書はShopifyの標準機能で無料
  • 返金・チャージバックの対応:決済手数料とは別に、対応の手間が運用のコストになる

毎月の費用は「プラン月額+決済手数料+アプリ月額+テーマ代の月割り」の合計です。この4項目で総額を出してから、BASEからの移行と費用の記事やプランの選び方と突き合わせると、比べる材料がそろいます。

月商別・総コスト早見表(プラン+決済手数料+アプリ月額の合計)

BASE比較で出したShopify Basic(月払い)のプラン月額と決済手数料に、最小構成のアプリ費用(レビュー・メール配信などで月0.5〜2万円)を足すと、毎月の支払額に近い金額になります。

  • 月商100万円:プラン+手数料 約4.0万円(40,350円)+アプリ0.5〜2万円=総額 約4.5〜6.0万円/月
  • 月商200万円:プラン+手数料 約7.6万円(75,850円)+アプリ0.5〜2万円=総額 約8.1〜9.6万円/月
  • 月商300万円:プラン+手数料 約11.1万円(111,350円)+アプリ0.5〜2万円=総額 約11.6〜13.1万円/月

テーマ代・独自ドメインなどの固定費は、別に年間数万円かかります。正確な総額は、上の各項目を自社の月商と使うアプリに置き換えて計算してください。初期構築費は、自社で構築するならテーマ代とアプリ代が中心になり、制作会社に頼むならデザイン・商品登録・データ移行・システム連携のどこまでを任せるかで変わります。外部に依頼するときの確認点と費用相場は、Shopify BtoB開発会社の選び方と費用相場|7つの確認点にあります。

契約前に確認したい3つの注意点

料金表からは気づきにくく、契約後の費用や運用に影響する点です。

  • 月額の安さで選ぶと予算が足りなくなる。実コストは月額+決済手数料+アプリ月額+テーマ代の合計で、「Basicで十分」と決めてもアプリ費で毎月1〜5万円が上乗せされる
  • 年払いは約25%安いが、1年分を前払いする。立ち上げ直後で運用の形が固まっていないうちは月払いで始め、続けると決めてから年払いに切り替える
  • Plusから通常プランへ戻すと使えなくなる機能がある。会社別のB2Bカタログ、デポジット・一部支払い、チェックアウトの情報入力・配送・支払いページのカスタマイズ、自社専用アプリでのShopify Functionsに合わせて作り込むと、戻したときに動かない。B2B機能の基本とShopify FlowはBasicから使えるため、Plusが要るかは機能ごとに確かめる(→ Shopify BtoBサイト構築の手順)

月商・決済手段の比率・入れたいアプリが分かれば、プラン月額から構築費までの総額を試算し、どのプランで始めるかを決められます。awai Buildは、この試算と構築に続けて、公開後の保守運用・集客・データ分析も同じチームで担当します。月商が損益分岐を超えたときのプラン変更も、運用の数字を見ながら判断できます。

BASEからShopifyに移行すべきタイミングと費用を見る月商50万円超・商品数100SKU超がShopify移行の目安。費用相場と手順を整理した移行ガイドです。自社ECの「作り方」も「伸ばし方」も、30分の無料相談で一緒に整理します作り方・予算のかけ方・マーケの知見・広告運用のうち、どれか一つが欠けていても、良い商品は売上につながりません。現状のEC・SNS・顧客データをうかがい、どこから伴走を始めるべきかをその場でご案内します。

よくある質問

Q. Shopifyの無料トライアル終了後、作成したデータは消えますか?
A. 有料プランを選べば、商品データ・顧客データ・設定はそのまま引き継がれます。テスト用に作ったデータも残るため、本番公開の前に不要なデータを削除します。2026年10月時点の公式料金ページでは、3日間の無料体験のあと、3か月間を月額150円で使える案内が出ています。条件は変わることがあるため、申し込むときに確認してください。
Q. Shopifyペイメントの審査が通らない業種・商品はありますか?
A. あります。Shopifyペイメントには利用できない業種や商品が定められており、金融商品・電子タバコ・成人向けコンテンツなどは利用できないか、制限の対象になる場合があります。審査が通らない場合は外部の決済サービスを使いますが、その取引にはプランごとの取引手数料(Basic 2%、Grow 1%、Advanced 0.6%、Plus 0.2%)が上乗せされます。
Q. 複数のShopifyストアを運営する場合、費用は何倍になりますか?
A. プラン費用はストアごとにかかるため、Basic・Grow・Advancedでは2店舗目以降もそれぞれにプラン費用が必要です。Shopify Plusは、1つの契約で本店と拡張ストア9店まで、合計10ストアを追加費用なしで持てます(Shopifyヘルプセンター)。多店舗や国別のストアを予定しているなら、店舗数×通常プランの月額とPlusの月額を比べてください。
Q. Shopify Plusから通常プランに戻ることはできますか?
A. 技術的には通常プランへ変更できますが、Plusでしか使えない機能は使えなくなります。2026年10月時点では、会社ごとに直接割り当てるB2Bカタログと無制限のカタログ、デポジットと一部支払い、チェックアウトの情報入力・配送・支払いページのカスタマイズ、自社専用のカスタムアプリでのShopify Functionsなどが該当します。B2B機能の基本(カタログ3つまで)とShopify FlowはBasic以上で使えます。Plusは1年または3年の契約のため、契約期間とあわせて、Plusに依存した作り込みがどこにあるかを確かめてから判断してください。

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