公開日: 2026.06.08 / 最終更新日: 2026.06.08
Shopify 月額費用・プラン比較・手数料を完全解説【2026年版】
Shopifyの月額費用・決済手数料・プランの違いを2026年最新情報でまとめました。BASEとの実額比較、年商規模ごとの選び方を、担当者向けにわかりやすく詳しく解説しています。
Shopifyの費用で失敗するのは、月額プランだけ見て「安い」と判断するケースです。実際は決済手数料・アプリ費用・初期構築費が重なります。月商規模によってはBASEより高くなることもあるため、自社の数字で計算してから判断してください。
※ 本記事の料金情報は2026年6月時点のものです。Shopifyは年1回前後の料金改定を行うほか、為替レートによって円換算額も変動します。プラン費用はShopify公式サイトの最新情報でご確認ください。本記事は改定のたびに更新します。
Shopifyプラン一覧(2026年最新)
- Basicプラン:月額$36(約5,500円)/ 年払いで25%OFF
- Shopifyプラン:月額$105(約16,000円)/ 年払いで25%OFF
- Advancedプラン:月額$399(約61,000円)/ 年払いで25%OFF
- Shopify Plus:月額$2,300〜(約350,000円〜)
決済手数料(Shopifyペイメント利用時)
- Basicプラン:クレジットカード手数料3.4%、追加手数料なし
- Shopifyプラン:クレジットカード手数料3.1%、追加手数料なし
- Advancedプラン:クレジットカード手数料2.8%、追加手数料なし
Shopify標準の決済機能「Shopifyペイメント」を使えば追加手数料はゼロです。外部の決済サービス(Stripe等)を使う場合はプランごとに追加手数料(Basic: +2.0%、Shopify: +1.0%、Advanced: +0.5%)が発生します。PayPayなど独自決済を追加したい場合でも、Shopifyペイメントをメインにしつつ追加する構成が一般的で、これなら追加手数料を最小限に抑えられます。
BASEとの費用比較
- 月商100万円の場合:BASE 6.6万円 vs Shopify Basic 3.95万円(差額2.65万円/月)
- 月商200万円の場合:BASE 13.2万円 vs Shopify Basic 7.35万円(差額5.85万円/月)
- 月商300万円の場合:BASE 19.8万円 vs Shopify Basic 10.75万円(差額9万円/月)
年商規模別おすすめプラン
- 年商500万円未満:Basicプランからスタート
- 年商500万〜3,000万円:Basicで開始し、成長に合わせてShopifyプランへ
- 年商3,000万〜1億円:Shopifyプランが最適(手数料・機能・レポートのバランス)
- 年商1億円以上:AdvancedまたはPlusを検討
アプリ費用の目安
- レビュー(Judge.me等):無料〜1,500円/月
- メルマガ(Klaviyo等):無料〜20,000円/月(リスト数による)
- 定期購入(Bold Subscriptions等):5,000〜20,000円/月
- BtoBセールス(Wholesale Club等):3,000〜10,000円/月
- 帳票発行(Order Printer Pro等):1,000〜3,000円/月
初期構築の規模(3つの規模帯)
- 小規模:テーマカスタマイズ + 基本設定
- 中規模:テーマ改修 + アプリ連携 + SEO設定
- 大規模:フルカスタム + 商品データのAI整備 + システム連携
この初期構築の進め方や、そもそも自社ECに踏み切るべきかどうかの判断軸(モール手数料の負担・顧客データの有無・ブランド表現の自由度)は、物販ブランドがShopifyで自社ECを構築すべき理由と費用感で詳しく解説しています。
「どの月商でどのプランが得か」損益分岐の考え方
プラン選びで迷ったら、月額の差額を決済手数料の差額で回収できるかで判断します。上位プランは月額が高い代わりに決済手数料率が下がるため、決済総額が一定を超えると手数料の節約分が月額の増加分を上回ります。この「逆転する月商」がプランの損益分岐です。
たとえばBasic(手数料3.4%)とShopify(3.1%)を比べると、手数料率の差は0.3%です。両プランの月額差を約1万円と仮定すると、1万円 ÷ 0.3% = 約330万円が損益分岐の目安になります。つまり月商330万円を超えたあたりから、上位のShopifyプランのほうが総支払額で有利になる計算です。
同じ考え方でShopify(3.1%)とAdvanced(2.8%)を比べると、手数料率の差は0.3%、月額差は約4.5万円ですから、4.5万円 ÷ 0.3% = 約1,500万円が目安です。月商1,500万円を安定して超えるならAdvancedを検討する段階、と整理できます。
※ 上記はShopifyペイメントを使った場合の概算です。実際の月額・手数料率・為替は変動するため、必ず最新の公式料金でご自身の月商を当てはめて計算してください。大事なのは金額そのものより「月額差 ÷ 手数料率差 = 損益分岐の月商」という考え方です。
プラン別の損益分岐点を図で見る
Basic・Shopify・Advancedの月額と決済手数料率、そして2つの損益分岐月商を図にまとめました。
図で見ると、月商が損益分岐を超えるたびに上位プランへ切り替える判断がしやすくなります。逆に決済総額が分岐点に届かないうちは、月額の低いプランのまま据え置くのが合理的です。
決済手数料の考え方(ここを外すと計算が狂う)
- 決済手数料は「月商」ではなく「決済総額」にかかる:送料・消費税込みの支払総額が対象になるため、商品代金だけで計算するより実際の負担は大きくなります
- Shopifyペイメント以外を使うと追加手数料が乗る:外部決済(Stripe等)を併用するとプランごとの追加手数料(Basic +2.0%等)が上乗せされ、損益分岐の月商が跳ね上がります
- 決済手段の構成で実効手数料が変わる:クレジットカード・コンビニ払い・後払いなどは料率が異なるため、自社の決済比率で加重平均した「実効手数料率」で試算するのが正確です
見落としやすい隠れコスト
月額と決済手数料だけで比べると、実際の運用費を過小評価します。次のような固定費が毎月・初期に積み上がる点を、プラン比較と同じ精度で見積もってください。
- 有料テーマ:買い切りで数万円前後が一般的。無料テーマでも要件次第でカスタマイズ費が別途かかります
- アプリ月額:レビュー・メルマガ・定期購入・多言語などを足すと月1〜5万円になりやすい(本記事の「アプリ費用の目安」を参照)
- 独自ドメイン・メール:年間数千円〜。SSLはShopify標準で無料です
- 決済手数料以外の入金関連:返金・チャージバック対応の手間や、為替換算のズレも実務ではコストになります
つまり実際の月額コストは「プラン月額 + 決済手数料 + アプリ月額 + テーマ償却」の合計です。この4項目で総額を出してから、BASEからの移行と費用の記事や年商別のおすすめと突き合わせると、判断を誤りにくくなります。
費用比較で見落とすと損する3つの本音
料金表だけを眺めていると気づきにくい、実務で効いてくる注意点を正直に挙げます。
- 月額プランの安さで選ぶと後悔する。実コストは月額+決済手数料+アプリ月額+テーマ償却の合計。月額だけ見て「Basicで十分」と決めると、アプリ費で毎月1〜5万円が上乗せされ、予算が崩れる
- 「年払い25%OFF」は円建てでは目減りしうる。Shopifyはドル建て請求で年1回前後の改定があり、為替でも円換算額が動く。試算は必ず最新の公式料金と直近レートで引き直す
- Plusへの移行は事実上の片道切符。B2B機能やShopify Flowを前提に作り込むと、通常プランに戻したとき動かなくなる。Plusを検討するなら、その依存を承知のうえで決める(→ Shopify BtoBサイト構築の手順)
よくある質問
- Q. Shopifyの無料トライアル終了後、作成したデータは消えますか?
- A. プランを契約すれば商品データ・顧客データ・設定はそのまま残ります。ただしトライアル中に作成したテストデータも残るため、本番公開前に不要なデータをクリーニングする作業が必要です。トライアル期間中に本番環境の準備を進めるのが効率的です。
- Q. Shopify Paymentsの審査が通らない業種・商品はありますか?
- A. あります。金融商品・健康食品(特定の効能表示があるもの)・電子タバコ・成人向けコンテンツなどは利用不可または制限の対象になる場合があります。審査が通らなかった場合はStripeなどのサードパーティ決済を使うことになりますが、通常プランでは外部決済利用時に追加手数料(0.5〜2.0%)がかかります。
- Q. 複数のShopifyストアを運営する場合、費用は何倍になりますか?
- A. プラン費用は1ストアごとに発生します。2店舗目からはそれぞれにプラン費用が必要です。Shopify Plusでは月額内で複数ストアを運用できる構成があるため、多店舗展開を前提にする場合はPlusのコストパフォーマンスも比較検討する価値があります。
- Q. Shopify Plusから通常プランに戻ることはできますか?
- A. 技術的にはダウングレード可能ですが、B2B on Shopify(卸売向け機能)・Shopify Flow(業務自動化機能)・カスタムチェックアウトなどPlusでのみ使える機能は利用できなくなります。Plusを前提に構築したカスタマイズが通常プランで動かなくなるリスクがあるため、実運用上はほぼ「一方通行」と考えておくのが安全です。
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